ご依頼
筋肉痛の原因がなんだったか思い出せない「黄色F改」です。
忘れた頃にやってきます。
なんなら、やってこない事もあります。
今回は、近所のトラクターの油圧シリンダーからオイル漏れのご依頼です。
このシリンダーのシャフトのシールが破れてプッシャーっと吹き出したそうです。
ちなみにこのシリンダーは、土を掘るローターを水平に保つ際に作動するんです。
このシリンダーが機能しないと、ローターを上下させた時に斜めになってしまい、畑がボコボコに耕されてしまいます。
て、事でバラします。
しかし、僕はココでアメリカ出張を言い渡されてしまい、続きを引き継いで地球の裏側へ。
しばらくしたら連絡が来て、シャフトの先の丸いのが取れないらしい。。。
温めたらいいんじゃない?など色々したみたいですが取れなかったので、、、
棒を溶接したと。。。
おぉ、、、
やったねぇ。。。
その消しゴムのカスみたいな溶接で何ができるのかと。。。
まぁ、コロっと溶接が外れたようです。
そりゃ、アカンです。
シリンダーを渡して3ヶ月。
帰国しても、状況が変わらずだったので部品を引き取りました。
せっかく外す用の穴があるんやし、道具が無いなら作るしかありません。
鉄板にM6のタップを開けて、シャフトの先の穴に合うようにしたけど、そのままだと外れるので、プーリー抜きで固定して、ピロー側をバイスに挟みハンマーでシバキました。
が、ほぼ抵抗なく外れてくれました。
外すのに潤滑オイルをかけまくったのが、浸透したからかも知れません。
あとは、Oリングやらを新しいのに交換して、組み込んで完成です。
ちなみに先っぽの溶接のボコボコは、サラッと磨いて直しました。
デカいバイスが有れば、なんて事ない作業なのですが、フロントフォークをバラす時のミニバイスじゃ戦えなかったです。
だからと言ってデカいの買わんけどね。