塩風呂具

オフロードバイクがメインです。

勝光山 レポ③

テレビ通販の商品の説明ってなんてうさんくさいんだろうといつも思う「黄色F改」です。


でも見てしまう。


ちょっと小バカにしつつ。。。






3周目に入った。


おかしい。


鯖吉殿が追いついてこない。


2周目に元かもしか殿と一緒に走ってペース的にはのんびりしていたはずなのに。。。


これはもしかするとどっかでハマッてるのでは?と思った。


3周目の猿はミス無く登頂。


登れてしまうとその後がとっても楽になるのですが、失敗したときのリスクはおおきい。






アレ~ってなっちゃうと首が持たないです。


でも迂回の前半のちょっとしたガレた登りがイヤなんです。


立って乗れない僕には苦痛で仕方が無いように見えたから。。。



その後、驚くほどにミス無く軽快に走ることができた。


猿の次のウッズの登りきったところでS水殿とであった。

1周目にしてへこたれていた。


目は完全に怒りにみちていた。

伊賀忍者殿、コバ殿との3方向から「絶対3時間エントリーしかないっしょ!」と素直にアドバイスを受けて実行に移してしまったから。。。


「こんなん全然進めませんやん!」

みたいな事を叫んでいた。

「がんばれ~」とだけ言って話の腰を折りつつ走り去った。


こうやって技術を高めていくのですよ。ほっほっほ~とか思いつつ、首をいたわりながらノンビリ走る。


こんなに景色を楽しみながら勝光山を走ったのは初めてかもしれない。

前にも電気目になったときもノンビリと走ったけど、そのときより景色を楽しむ余裕がある。


谷を登って尾根を走る。


そこの林道が僕は好きで、その先の小さなステアを右に越えるのがなぜか心地よく感じるのです。


ポヤ~んとした気持ちで3周目が終わった。


タイムは30分を切ってる。


なんかいつものペースとかわらんような気がする。

4周目の猿で数名の姿が見えた。






そのうちの1人、てんちょはしだ殿だ。







僕の目の前でギャフ~ってなって落ちていった。


その横で僕も失敗して転がり落ちてしまった。


ひじ、背中をしこたま打撲して、首がほとんど回らなくなってしまった。



みんな迂回に行くのが見えたが、迂回はしんどいと思い込んでいたいのでもう一度猿にアタックして成功させた。


ココさえ越えれば後は失敗するところは無い。


またもツーリングモードでユタユタと走る。


すると、3周目に出会ったS水殿がさっきより1個次のセクションで死亡していた。



抜け殻となった彼に「がんばってね」と声をかけたら思った以上に元気な声で返事が帰って来た。


3周目もそうだったが、今回も声が元気だ。


体力的な問題ではなく心が折れてるだけのようだ。


経験不足よのぅ。。。ぐわっはっは!



走り去りながら、2004年の美和のレースを思い出す。


僕は2周目で、知り合いたちはみんな4周5周と周回を重ねていた。

肉体的に限界ですって思っていたけど、全然限界じゃなかったと今更おもうのです。


限界じゃない。


ムリなんだってば!ってことだ。


諦めちゃうんだなぁ。。。


僕もそうだった。それを経験でカバーするっきゃないのだろう。

この手のレースに出まくったらそのうち上手になるんだろう。


そうなったら、僕の今の立場が危うくなる。。。



若者はココで屍となって土に帰ってください。。。


しかし、それ以外に何の事件も無くすんなりとはしって行ける。


首さえ痛くなければもっとペースが上げれるだろうと思うともったいない。


で、最後のウッズの下り手前くらいからとってもトイレに行きたくなったくらいだろうか?



適当に停めて清き玉水を放出し、まるでそこはお花畑のような夢の世界。



ちょっと休憩もいれつつ、5分くらいのロスタイム。



集計に着いたときにはゴール待ちがすでにいた。


残り30分でゴールだという。




5周目の猿は迂回してみた。


一度も走らないで終わるのはもったいないので迂回を偵察。



するとどうでしょう。


もしかすると迂回も猿もタイムは変わらずで、リスクが少ないような。。。




しまった!


しかも首への負担も少ないではないか!



今更気がついてももう遅い。



もしかしたらペースを上げればもう1周いけんじゃね?


とか欲が出てきた。


ちょっと我慢してペースアップ。



しかし、それも長くは続かず首が悲鳴を上げた。


一番奥のステアの次の谷でズルイ迂回が完成しているのに驚いた。


でも石が出ててボッコボコ。


普通にいつもの壁を登ってたほうがラクだったかも。。。



黒土のウッズを登って降りて。。。


その先に見覚えのあるKTMがアホみたいな顔して走っている。


あのガニマタ走法は間違いなく鯖吉殿だ。


時計を見たらギリギリもう1周するのは間に合わない時間なのか?


微妙だった。


後ろについてゴールするツモリだったが、鯖吉殿がミスコース。


前に出たのでペースを戻したら、小さなヤチでフロントとられて前転してしまった。



首がどえらい痛みを発している。



その横を爆笑しながら鯖吉殿が走り去って行った。


数年ぶりに殺意を感じた瞬間だった。




このあとの林道をユタユタと走り、激下りはいまさらもう1周できる時間ではなかったので迂回してみた。



まぁ、すっごいロスタイム。


さすが迂回。こうでなくちゃ!








そしてゴール。



17位/57台


一応は完走できたけど。。。。







落ちた体力と技術からしてまぁこんなモンだろう。

ただ、チビも連れて2連車中泊はだいぶ厳しいと言う事が判明した。


改善策を何かしら講じなければならないだろう。





次の広サバinテージャスに行ければいいなぁ。。。


その前に越えなきゃならんハードルが。。。


休めるかなぁ。。。。