野点茶会
消臭スプレーのボトルが空になったので、観葉植物水やり用として使ったら見事に枯らしてしまった「黄色F改」です。
成分が若干残っていたのか?それとも寿命だったのか?謎は深まります。
9月9日のお話。
今日は「にゃん殿」が大阪からわざわざ、なんもない彦根にやってきます。
はて?目的はなんだ?彦根には自然と田舎のヤンキーしかおらんのに?
遠路遥々来るからには何らかのおもてなしを考えるのだが、彦根にはお城くらいしかござらん。
コレで、大津ー彦根で2時間は稼げる。うまい具合にお昼になるぞなもし。移動のみで午前の部が終了だ!
そしてビックリするくらい時間通りに彦根に着てしまった。
そうだ!アズマサンをつれていつもの読書のお山でお昼を食べつつウダウダしよう!と思いつく。
アズマサンを乗っけて、現場へ向かうが普通に向かうと30分もしないうちに到着してしまうので、いつぞや甥っ子を連れて行ったSLの話を持ち出したら、そのエサに飛びついてきた。
で、SLに乗ったり写真を撮ったりしたのだが、僕のカメラで撮るのをスッカリ忘れてた。なので、画がない。
更に30分を使う事に成功。現在時間13時すぎ。
SLの場所から15分で現場に到着。普段は一人で来るところなので機材が少なく、なんとも思っていなかった場所なのだが、荷物が多いと100mほどの距離がえらく遠く感じてしまう。
小川を渡って、いつもの「避暑地エリア」に到着。僕の足元はゴアのシューズ。しっかし、にゃん殿は普通のシューズ。もちろん川を渡っていただく。もちろん浅くて飛び越えられる場所から、アプローチしてもらうう。
「大阪名物を持ってきた」と言うので、「火を使うの?」と聞いたが、使わないらしい。
大阪名物といえば、お好み焼き、たこ焼き、パチパチパンチくらいしか思い出せない。
散々悩んだが、全く思いつかない。
火を使わない、大阪名物?
はて?
なんじゃろか?
サンドイッチ。。。
解らんってば。
しかもいつから大阪名物になってん。
でも、うまい。
朝からわざわざ作ってくれたそうな。
「おっしゃ!キサマには30点くれてやる!遠慮せず取っとけ!」
などと、言っても理解してもらえそうにないので、心の中でつぶやいてガンガン食べる。
なんかこう言うのって久しぶりだ。その場で作る事はあっても、作って持ってきているってのは何時振りだろうか?なんせ思い出せないくらい昔の出来事のような気がする。あかん、ちょっと、楽しいかも・・・
こんな事なら。時間稼ぎ作戦なんてせずに、とっととココに来りゃよかった。。。
でも、そのサンドイッチを狙うのは僕だけじゃなく、アズマサンも狙っていたのだ。もちろんあげない。あげるほどおっちゃんの心は広くないのだ。ちょっとはあげたけどね。
で、肝心のコレ!
野点の抹茶です。
去年、同じように山の中で抹茶を点てるのを見て、「絶対やりたい!」と誓い、この1年間、練習に練習を重ね、日々コソこそ努力してきた野点なのだ。
抹茶の分量良し!お湯の温度良し!まぜまぜシャカシャカして、飲みやがれ!コンチクショ~!
あれれ?苦い。
もいっかいまぜまぜシャカシャカ。
あれれれ?
アノ努力もむなしく轟沈しました。。。
かれこれココには4時間ほどウダウダしていたのですが、次なる目的地のために撤収です。
撤収しながら、「野点セットを持っていって、明日のお誕生会で使ってみて」とお願いし望みを託す。
なんでも、にゃん殿の同級生のお誕生会をするらしい。ネタの一つとして持っていってもらうことにしたのです。
で、次はココです。
金亀公園(こんきこうえん)です。
この近くに日本庭園(玄宮園)があるのですが、ライトアップまでに時間があるのでちょいと寄り道して遊んできました。もちろん僕は地上で撮影。にゃん殿をけしかけて上まで登ってもらってキメポーズ!
そのあと、時間まで「これからの日本」について話し合ったとか、合ってないとか・・・
そんなこんなで18:30の開門時間になった。
なにを思ったか、にゃん殿はスカート姿にお着替えして準備万端。僕は朝から着たままの汗臭Tシャツとヨレヨレジーンズ。この差はなんだ?
微妙におごそかな雰囲気な「虫の音を聞く会」です。僕には全く場違いなのです。遠くからはお琴の生演奏が聞こえてきて、虫の音が蒸し暑い夜中を涼しい夜へと変えて行きます。
確かに綺麗です。僕は場違いです。そしてカチカチです。
でた!抹茶!さほど僕のと変わらんハズ・・・
うまっ!全く別物やん。なんやねんこの違いはよぅ。。。
すんません。出直してきます。。。
いそいそと出口へ向かう途中に、本物が本物の琴を生演奏。なんだかすばらしい。と思う。
そんな矢先携帯が鳴った「タイヤとスプロケが・・・」かもしか殿からの電話である。
玄宮園を後にしたのち、アズマサンを車に乗せっぱなしなので一旦家へ戻り、にゃん殿を駅まで送る。
しっかし、世の中には「世界一でかい花火」が上がるらしい。
「なんならこっちは世界最小の線香花火で対抗するぞ!」と、にゃん殿がバックの中に忍ばせておいたそうな。
更には線香花火勝負まで開催。
持っている棒を線香花火の火力だけでどこまで燃やす事が出来るのかレースである。
しっかし、見事完敗。
あの棒って長さは同じなのか?と疑問を持ちつつ、その場を後にし駅まで送った。
そんな今夜も、月と一緒に深けて行くのであった。。。