セローの異音?
車庫の前のアスファルトがケミカルで溶けてきた様に見える「黄色F改」です。
基本は青空整備なのでねぇ。こぼれちゃうじゃないのさ。仕方ないよねぇ。
朝からチェックしてくてれるレデース&ヂェントルメンにゃぁ申し訳ないが、昨日の夜に更新作業をしていたのだが、途中で寝ちゃったのだ。
ものすごくいいとこまで書いたのに・・・ |
さぁ、気を取り直して昨日のセローですよ。
セルを回すと「ぎゃるんぎゃるん」ってすごい音がします。擦れてる様な、振動で共鳴してる感じな様な?どう言う表現をしていいかわからんです。
一番クサイセルを見る前に、もしかしてこの前のクラッチの交換でなにやらやらかしたのか?と自分の技術に一抹の不安を感じた。
でも、いつぞやのイナベで締め忘れがあって以来、ちゃんと一個づつチェックしながら締めているので、ボルトなどの締め忘れなんてのは無いはず。
しかも、トルクレンチも大中小と新調したので正確無比なはずである。ってか、クラッチ交換にトルクレンチは普段なら使わないが、新しく買ったので使いたくて仕方なかったのである。
とりあえず、エンジンガードを外したが、ねじ山がつぶれてました。明らかに締めすぎです。取る時も大変でした。
このままでは使い物にならんので
1サイズ大きいボルトを通せるようにタップでネジ山を作り再生しておいた。
もしや!と思い、クラッチ側を開けてスーパーチェック。
もちろんなんとも無い。
ついでなので
フライホイルとジェネレーター側も開けて、更にはジェネのとフライを清掃しなんとなくいい気分。
アズマサンには、じーま殿が持って来てくれた「お餅と粒あんのエクレア」をプレゼント。
あんこでも餅でもお構い無しに食うと思うが、餅は危険なので取り出して与えたら、「もっとくれぇ~」とおねだりし続けるので、車庫に来れない様に紐を短くしてやった。
まぁ、絶対ココが原因なのだが、いきなりセルモーターを取り外したら、話が終わっちゃうので最後のお楽しみにしていたのだが・・・
中身を開けても変化なし。ちょいと焦げ臭い。
ガス欠の時にセルを回しすぎて焼いた?と一瞬思ったが、そんな真っ黒にまで焼けていない。
ベアリングもちゃんと動いてるし、グリスが切れてる訳でもない。
とりあえずバラして、脱脂して通電確認してグリスを隅々まで塗りたくって仮組みし動かしてみる。
「ウィ~ン」
お!いい感じ。取り付けして本屋に行こう!と企み、油で汚れた手のまま本屋へGO!
しかし、向かう途中の信号でエンスト。カッコ悪いです。高校生達が見てます。ものすごい形相でメンチくれてます。(メンチ=ガンを飛ばす)
「ナニ見とんねん!シバキあげるぞ!」なんて事言ったら返り討ちにあうので、そそくさとエンジン始動。
「ンガァ~~~!」
いゃん。なんでやのん?さっきまで音してなかったやん。
更に皆様の熱い視線をモロに受け止めつつ、路肩まで押して停車。
チャリンコメットにサンダルに短パンのタンクトップな夏真っ盛り男にもう釘付けな視線が痛い。
どっから見てもメットをかぶった裸の大将なのですよ。コレでおにぎりと傘があれば完成ですよ。
しっかし、このセローにはキックが付いてるのです。
で、キック一発!で、この危機的場面を乗り越え車庫へ戻る。
やる事はやった。もう僕の手には負えないので、セルのアッセン交換かちゃんとした技術のあるバイク屋へ持っていくことをオススメし本日の作業は終了です。
なにげに車庫前で茶入れて優雅に休憩し片付けちゃう。
夜になってからじーま邸に納車。「セルを使わずにキックでしばらく使ってて」と言って退散。
どっかで探してくるしかないかな?
そんな9月11日も夜の闇に沈んでいくのであった。