拉致の様子

みんなに昼飯をおごらされ、どうも納得のいかない「主任」です。

さて、昨日の忘年会の行きの様子。

僕のハイエースは５人乗りのバンなんで、６人目のシートが急遽必要になり、キャンプ等で使う「王様椅子」を設置し「キンちゃん特別シート」を御提供です。

しかし、そこは所詮は貨物室。暖房などございません。２列目は暖房があるので暖かいのですが、さすがに後ろまでは行き届かないみたい。更には全員「愛煙家」なので、タバコを吸うたびに窓をちょこっと開けちゃいます。

すると、後ろに冷気が流れ込み、貨物室は極寒となり、しきりに「主任！寒い」と訴えられてもどうにもならないので、聞こえないフリしてシカトを決め込む作戦に出た。

「キン君！しかたないのだよ。乗用車とは違うのだよ、乗用車とは！」

と、４０年代ガンダム世代の初代ファミっ子ならばわかるフレーズで説得する。

で、到着。

宴会が始まる前は「終わったら帰ります」と言いつつも、よほど楽しかったのか「泊まりたい」と言って来た。

元々、福井県で忘年会が行われるので全員お泊りなのだが、翌日も仕事になってしまったので、日帰りしないといけないけど、キンは特別にお泊りを許可した。

本社や他の営業所の研修生も来ていて、話をしたかったのだろうけど、宴会中はずっと日本人と話をしていた。

キンの居る「滋賀営業所」には中国人がキンしか居ない。全く中国語のできない僕らは、ためらいなしに日本語で話すし、日本語で説明する。
キンは1秒でも早く日本語を覚えないと、ココでは生きて行けない。

本人も知らないうちに日本語が通じ、意味がわかることに驚いていたし、他の中国人の通訳みたいなまねごとをして、自信がついてきたようだ。

で、聞いてみた。

主任「どうでした？会話の意味はわかりましたか？」
課長「いや。全然」

あれれ？

いままで、なんか話をしてたやん。なんやったん？