黄金博物館
映画、私は貝になりたいの結末を知ってるのに無罪になってほしいと願う「黄色F改」です。
無念でなりません。
その映画よりも時代はさかのぼり、日本統治時代の台湾に金山がありました。
この日の午前中は九扮に行って、そこからバスで10分ほどで「黄金博物館」につきます。
午前中よりも激しい雨に帰ろうかとも思ったのですが、二度と来る事は無いだろうと思い見学することにしました。
金山っぽいですね。
レールがいい味だしてます。
晴れてれば景色もさぞよかろうに。。。
入り口からココまで来る間に日本建築の家などが復元されており、見学することもできます。
見学したけど、昔の我が家と同じでした。。。
坑道に入る前にはなにやら時代を感じる建物がたくさんあります。
このレンガ作りも当時のものなのでしょう。
戦争の遺跡ではないもののなにかいい雰囲気を感じます。
金鉱の坑道に入るには300元ほど必要です。
そして、ヘルメットのインナーキャップが渡されました。
ある程度の人数が集まったら出発です。
いつヘルメットをくれるのかと思ったら、出発してからこの金鉱について説明途中に渡されました。
説明は台湾語?北京語?まぁなんにせよ僕にはさっぱりわかりません。
いい感じの入り口です。
みんな入り口で記念撮影するのでなかなか前に進みません。
待ってられないので、記念撮影をしてる人たちの隙間を通って中にはいりました。
中に入ってびっくり!金属で補強はしてあるものの、ほとんどは木製。
しかも湿度がひどいのでカビが生えまくってます。
大丈夫なのかと疑問に感じます。
昔はそれどころではない過酷な労働環境で働いてたんですね。
蝋人形も色あせちゃってます。
いまも過酷なようです。
お疲れのようです。
休憩も坑道内ですませ、また働いていたんでしょうね。
公開されている坑道は1本のみ。
さっくり行けば5分です。
出口から黄金神社へ向かいます。
ちょっとした距離と階段にハァハァ言わされまくりで、雨も強く何度も引き返そうかと思いましたが、二度とココに来ることは無いと思うと気になって仕方がありません。
途中で道が分岐してて危うく頂上に向かうところでしたが、なんとか到着。
天気がよければさぞかし素晴らしい景色を拝むことができたはずです。
真っ白な景色を楽しみつつ、さっきの間違いそうになった頂上への道が気になります。
ふしぎと足が勝手に上り始めたんです。
もう完全な雨に傘1本持ってるだけの超軽装。
遠くになにやら建物があるのが一瞬見えたのでカメラに抑えて現物確認
視界は30mほど。
すごい風で傘もさせません。
ちなみに傘は2010年に北京で買った傘で10元(150円)でした。
背中が妙に冷たく感じだしたと思ったら、リュックが雨で濡れて背中にまで流れ込んできた。
さすがにこれは引き返そうと思ったのだが、この先のことが気になってまた来ることになるんじゃなかろうかと。。。
それはイヤ!二度と登りたくないです。
で、近くには草ボーボーで寄れず。。。
かろうじてレンガを撮影したのみ。。。
まぁ、これでええわと思ったのだが、まだ先に道が続いていた。
現在地を確認、「金瓜石」って所から山道を歩いてきた。
帰りもこの距離を歩かなきゃいけない。
見て損した気分になった。。。
で、分岐にでたが、まさかのココから登山道の入り口。。。
今から本番って。。。
さすがに挫折。。。
パンツまで雨とアレでビチャビチャにしちゃたのに、これ以上は無理です。
なので撤収!
山から2時間ほどかけて戻り、バスに乗り込んだのは5時を回っていた。
そのバスは容赦の無いエアコンが体温を奪いまくっていく。
帰りのルートにはまた九扮を通る。
そこで台北市内に戻る観光客を満載して、下りの山道をアクセルガンガンに踏みまくって攻め込んで帰路につくのでした。
ちなみにバス代は120元くらい。いや110元だったかな?