テージャスで昼飯
あれ?なんか忘れ物してんじゃね?って思うときって大体本気で忘れ物しちゃってる「黄色F改」です。
まぁ、思い出せないんだからいいか。。。
って思って出かけたらとっても大切なものを忘れていたり。。。
今回のレースでも忘れ物を沢山しました。
走り続ける強い気持ちとか。。。
グヘヘ・・・
そんなキモチを思い出させてくれた事件が起こった。
例の鯖吉殿に先行を許してしまった。
1周目の後半で。。。
我が目を疑う瞬間だった。
最近のレースの結果を見ても徐々に順位が上がってきていたが、まさか僕が抜かれるなんて思いもしなかった。
その後姿は目障りでしかない。
でも、その後姿が徐々に離れていく。
悲しいことに、抜き返すことができないのです。
01の古くてボロいKTMと、04の僕の非力でボロいCRF。
林道のカーブを曲がるたびに後姿が小さくなっていくのがわかる。
特に登りでは全く歯が立たないんでやんの。
たぶん、鯖吉殿も必死で逃げてるはず。
僕もミス無く追いかければ射程距離に持っていけるはずだと、言い聞かせながら僕なりに一生懸命に走った。
レースの前にかもしか殿に「絶対負けんといて」と釘を刺されていた。
その言葉が、何度も思い出されて悔しいやら情けないやら。。。
塩っぱの中でのルールで、レースで同じクラスに出た場合、2回勝利すれば塩ランキングが入れ替わるのです。
もちろんトラブルでリタイヤしたとしても。
2008年のCGC池ノ平で、タンクに穴を開けてリタイヤした時に一度負けているが、そのあとのトレールED勝光山で、クラッチトラブルでリタイヤしたにも関わらず、彼らには勝利していたので、事なきを得たのだが。。。
今回はその時のトラブルとは違う。
完全体での敗北を喫しているのです。
メンタル面のダメージが大きすぎます。
もう見えなくなってしまったけど、鯖吉殿は今頃、見えない僕と戦っていることだろう。
もう一度姿が見えるところまでペースを上げようと試みると、失敗してコケてしまう。
焦れば焦るほど失敗が続き、何度も何度も転んでしまい、余計に差が開いてしまうのです。
なにをやってもダメ。
すなわち僕の方が「遅い」と言うことなのです。
もう、認めざるを得ない所まできたような気がしました。
新品VE33がなんぼのもんじゃい!08カチカチ山なしS12でもなんとかなるワイ!
って、強がってたんだけど。。。
映像が悪くてすいません。
女神は僕にだけ微笑んでるんですよ。絶対!
ヤチにどっぷりハマッた鯖吉殿に遭遇。
そのまま放置してやろうかと思ったけど、コレは一人で脱出するには酷過ぎる。
ちょっと手伝って脱出できるであろう所まで引き出した。
なにげにシンドイ。。。
そして、朝の凍結も影になってるところだけとなり、ほとんどの路面の氷は溶けてしまった。
重い泥がブーツの裏やバイクのエンジンガードにこびり付いて、非常に重くなってきた。
タイヤに付いた泥が、タイヤのブロックの中に入り込んで取れなくなり、まるでスリックタイヤのようになっている。
フロントを右に切っても左に切っても曲がらない。
エンジンブレーキでリアがロックして横を向いてしまう。
硬い路面でタイヤを空回しして泥をぶち飛ばしながら、次のドロドロした路面に戻っていく。
後ろからの鯖吉殿の亡霊も気になる。
そしてすぐに鯖吉殿に追いつかれ、またも先行を許してしまったが、その先で抜き返した。
しばらくは鯖吉殿の姿は見えなくなるくらいペースを上げて走るけど、長くは続かない。
カメラの前では余裕を見せるけど、その一瞬だけ。
カメラが構えてなければ、すぐにペースが落ちてしまう。
たまに遭遇するシュウの姿を見てがんばっちゃうお父さんの背中を見てくれてるだろうか?
見てる訳無いよね。
泥んこ遊びが忙しいもんね。。。