台湾での休日
体調が急激に崩れて行っている「黄色F改」です。
気温30度から3時間で7度の世界。。。
舐めた格好で帰国して、一瞬で風邪をぶり返してしまいました。
咳がまたもや止まりません。
そんな咳まっさかりな台湾での休日。
ホテルのすぐ近くに駅があります。
そこには当然のごとくバスが走ってくるわけです。
タクシーで移動しても安いのですが、バスはもっと安いんです。
ほぼ全線で18元(50円くらい)
子供は半額。
なんかの日にはみんな半額ってのがあるみたい。
ただ、僕には読めなかった。。。
遠くを走るバスしか写真に収めてなかったみたい。
いまさら気が付いた。
で、料金が必要だと思っていたが、バスの横に「観光免費巴士」って書いてあった。
「免費」で無料って意味だ。
で、観光はそのまんま。
「巴士」でバス。
どうやら観光用の無料バスのようです。
バスの運転手さんに直接聞いたら無料バスなんだそうだ。
ちゅっか、適当に並べた北京語が通じた事に感動です。
向かった先は「安平古堡」ってところ。
でもその前には大きな寺?の門がそびえ立っていた。
立派な門に、見事な彫り物が施されたその作りにしばし見とれつつ、境内はなにかお祭り騒ぎです。
超小型メリーゴーランド風の乗り物の動力はバイクだ!
で、撤収する時はメリーゴーランドがリアカーみたいなのに乗ってるから、そのバイクで引っ張って帰るってなもんでしょう。
合理的です。
しかし、物凄い機械油の匂いがメカメカしさと懐かしさを感じます。
まぁ、懐かしいって言っても、こんなん無かったけど。。。
寺の内部です。
皆さん拝んだりしてますが、そんなの全く気にせずにバッシャバシャ写真を撮り続けてました。
外人だもん。知らないから仕方ないよ。
しっかし、見事な造形です。
細かいところまで手が加えられてます。
天井も半端無い事になってます。
ちょっと気持ち悪いくらい細かい彫り物で埋め尽くされてます。
そこに金箔を貼って、さらにその金箔に煤がついてなんともいえない深みのある「黄色」に染まってました。
もっといいカメラで撮影できればいいのですが。。。
柱がえらいこっちゃです。
石?で出来た柱にぐるっと一回り、上から下までびっしりと深い彫り物が施されています。
しかも、触れてしまう。。。
そんな手短なところにあるこの柱をじっくり見つめる時間は無くて。。。
ここ。
今回の目的地「安平古堡」です。
日が暮れちゃうんです。
すでに時間は3時過ぎ。。。
だいぶ遅い時間なんです。。。
その昔、まだ日本の統治以前の話。
ここに砦があったんです。
ここは大きな湾になっており、そこに台形の砦が築かれました。
お察しの方も多いと思いますが。。。
台形の砦のある湾
台湾ってなもんですわ。
ここが台湾の名前の由来です。
って、観光案内のおじちゃんが声を高らかに言ってました。
アヤシイケド。。。
今では埋め立てられてしまったので、さっきの大砲くらいでは海まで届かないけど、その昔はすぐ近くが海だったんです。
ほんとうにこの砦だけが飛び出した状態で、岬のようになっていたようです。
その当時の写真も展示してありました。
今では想像もつきません。
しかし、この壁はその当時から残っている部分の一部だそうです。
復元や、現代の技術が入っていないそうです。
熱帯の木々がその壁を侵食しているかのようですが、台風などの天災から守っているようにも見えます。
この壁が出来た時に、ココにいた人たちと同じところに僕も立っている。
見てる景色はずいぶん違うけど、同じ壁を見ているんだって思うと、なんか不思議な気がする。
そう思えるからこそ、こういう古い建物や、先の大戦で散ったうんぬんの戦跡を見るのが好きなのです。
さっきの大砲は微妙やけど。。。
大きな木に飲み込まれそうになって立っている。
この木も一体いつからここに立っているのだろうか?
とても大きな木ではあるが、熱帯特有の「ツル」が沢山ぶら下がっている。
その光景が余計に神秘的に見えてならない。
しかし、その神秘的なツルの先には微小なる昆虫の姿が。。。
なんか、ションボリしちゃう。。。