坂内2DAYs 19時半頃~
風邪で咳き込みながら歯医者に行くのは無謀だと感じた「黄色F改」です。
口をあけたら咳き込むからどもならん。
咳をこらえながら口を開けるのがどれほど辛いか。。。
徐々にあたりが暗くなってきた。
気温もグッと下がりだすだろう。
その対策かピットのテントにもシートで壁が出来上がっていた。
冷たい風がしのげるだけでも暖かさ倍増だと思えるけど、コレで深夜を迎えるのには不安が残る。
イスに座って何気なく話していながらも、無事に周回していくCL50に目が行く。
たまにタイムが落ちるときがあったら、なかなか戻ってきていないような錯覚がおこり、嫌な想像をしてしまう。
でも、まだ今なら19時過ぎ。
傷は浅いとか思ってしまう。
この寒空の中で過ごさなくてもいいのかとも。。。
しかし、無事に周回してくる。。。
そういえば!
といって思い出した事を誰かが言った。
「セピアが走ってない!」
そう、スクーターも走っていたのです。
普通の街中を走るあのスクーター。
無残な姿で転がっていた。
しかも、ココはMHRのピット。。。
24時間に出るとブログに書いていたが、まさかのスクーター。
さすが一歩先行く男たち。
しかし、この時点でかなりのロスタイム。
すでに敵ではなくなったので余裕のトークをちょっとだけしてるうちに転がってたスクーターのトラブルが解決し復活してしまった。
マズイです。敵が増えちゃった。。。
なかなかのペースで走るセピアなだけに油断は禁物なのだが、そのペースを維持できるとも思えないのだが。。。
ずいぶんあたりも暗くなり、ヘッドライトがかなり目立つようになってきた。
ここで途中経過を聞いた。
なんとクラス2位!
すげぇ!
しかし、この経過を聞いたのが遅くて、もうすぐ8時間経過時点の結果がでるらしい。
なんでも4時間おきに途中経過が発表されるらしいのです。
でもその前に、僕の交代の時間が迫ってきました。
今は花屋さん殿扮する「キカイダー」の変身前の「ジローさん」でギター背負って走ってます。
もっと前から仮装で出ると聞いていたら、僕の持てる技術をどないかしてなんか考えたのに。。。
でも、出場を決めてから24時間もたってないのだが。。。
そして、僕の番が回ってきた。
時刻は7時40分ごろ。
あたりは完全な闇の中に落ち、ヘッドライトを頼りに走ることになる。
ちなみに僕は林道などをナイトランした経験が全く無い。
さらにはCL50のライトが他のバイクと比べて極端に暗い。
そんな不安を抱きつつバイクを受け取り走り出して驚いた。。。。
光軸がお空を向いていらっしゃる。。。
全く地面が見えません。。。
真っ暗です。
ピット前などは明かりが漏れているのでいいのだが、河原から土手を駆け上がったら何にも見えなくなってしまった。
そんなんでアクセルが開けられるハズがない。
ペースはドンドン落ちているにも関わらず、目の前のギャップも石も岩もコースも闇の中に消えている。
ライトは遥か遠くの木の枝を照らして、たまに振動で地面が見える。。。
あとは誰かが後ろから迫っていたときに地面が見えてペースが上がるくらい。
でも抜かれると全く付いていけない。。。
テールランプのみが遠くに見えて消えていった。。。
こりゃたまらんのでピットに入って光軸をもっと下げてもらおうと思いつつ、数周を走ってしまった。
ペースはがた落ちですよ。でもそのまま走っちゃう。
だって面倒なんだもん。。。
しかし、小さなギャップを越えたところでバイクが前に進まなくなってしまった。
エンジンは掛かってるけど、アクセルをあけるとガチャガチャ言う。
答えはチェーンです。
チェーンが外れてました。
まぁ、延びるわな。
サクッとチェーンを暗闇の中ではめて再スタート。
しかし、コーナーを越えたところでまた外れた。
ピットに入って調整しなきゃねって思ってピットにたどり着いたらみんなくつろいでいた。
なんか悪いので「チェーンが外れるので次にピットに入ります」
と、ピット前で止まって伝えた。
あとでなんでそんな事をしたのか考えても理解できなかった。
そのままチェーンを調整すりゃいいのに。。。
おかげで、次の集計所でチェーンが外れてしまった。。。
すぐにピットイン!
調整してもらってるうちに光軸をいじって下向きに変更した。
でもガムテで止めただけじゃすぐに外れてしまったが、いい感じで地面を照らしていた間はかなりのペースUPすることができた。
そのまま、21時前まで走って交代したが、なんだかエンジンのパワーがかなり失われていた。
次は深夜1時くらいに走る予定だ。
このときの順位は4位。
2位から4位まで交代していた。