塩風呂具

オフロードバイクがメインです。

淡路のお楽しみ

1階の窓全開で寝ていた「黄色F改」です。



無防備でした。


だって、あんま開ける習慣ないんだもん。


なんせ面倒なので開けないのだよ。


あとで閉めなきゃならんし。。。



で、久しぶりに開けたら閉めるの忘れてましてね。。。






朝起きて仕事行く前に気がついたのですよ。



すばらしいセキュリティーですわな。




さて、淡路の続きがございます。



本当の目的。


ソレは、今から2年前。


2007年6月末の話です。




この記事を覚えているだろうか?


和歌山の友ヶ島の要塞に行った時の話です。


その反対側が淡路島。





友ヶ島から淡路島を眺めていたのが昨日のように思い出されますね。







で、淡路は由良から見た友ヶ島が遠くに見える。


友ヶ島にあった灯台も肉眼で見える場所もあったのだが、カメラの調子が悪くてちゃんと撮影できていなかった。


なのでずいぶん遠くからの写真しかないのが残念です。



地図などを見てもらうと、由良の町に覆いかぶさるように、目の前に小さな細長い島があるのだが、そこにはまとまった砲台跡がある。


しかし、今の時期は渡る事ができないらしい。



近くにいたおじちゃんに聞いたら

「この辺の子供は泳いで渡るで」


との情報。。。



イラン。。。



基本渡れないってな事なので、陸地に設置された砲台跡に行くことにした。


しかし、その道のりは非常に厳しく、僕のハイエースで行くにはかなり厳しい道なのです。



本気で身の危険を感じるルートを使って山を登っていきます。


完全1車線の道を30分ほど登り詰めた所にその場所はあります。









伊張砲台跡についた。


いや、ホンマにココまでの道が半端なくきっびしい所でしてん。


二度と車で来たくない場所です。



しかし、砲台はステキな作りをしてます。



ほぼ友ヶ島の砲台跡と同じ作りをしてます。







ただ違うのはココでも震災の影響がありました。


かなり崩壊してます。


たぶん弾薬庫なのだろうと思うけど、中に入ることは出来ないくらい崩れていた。







近くには茶碗の破片が散らばっていた。

これは震災とかではないのだろう。

誰かがイタズラで割ったのか?それとも終戦での出来事で自暴自棄にでもなったのだろうか?


原因はわからない。







すぐ近くには井戸があり、炊事場なのかトイレだったのか?


もしくはこの下に大きな空洞があり、そこに雨水が溜まったものだろうか?


すぐ横には大きく深い溝もあるので炊事場と考えるのが自然なのだろうか?


すると、さっきの弾薬庫と思われた場所はなんだろう?



弾薬庫ならば半地下になっているのが普通なので、もしかしたらなにか別の施設跡なのかもしれない。







こちらはずいぶん酷く崩落している。


中をのぞきこむ。

しかし、あまりに崩れているので中に入る勇気がない。


一人で入って崩れて埋まったら寂しいので、道ずれがいないのは悲しすぎる。。。







これは別の弾薬庫の中。


比較的キレイだが、物凄い亀裂が走っていた。


ちょっとくらいの爆弾ではビクともしないと思われるこの施設も自然の驚異には勝てない。


そしてココでも中に入る勇気はない。。。







ぐるっと回って高台に登ったらソコには砲台跡があった。


友ヶ島のと比べると若干小さい。


そして、旋回範囲も小さい。


うっそうと茂った木々に行く手を阻まれながらも一回りして、また妄想の世界に入り込む。


日頃の訓練の成果を見せるときが来た!


身を振るわせる轟音が鳴り響き、大砲から噴出す火炎と煙に息を止めてしまう。


着弾を確認するヒマもなく、次の弾を込める準備をする。

大砲の角度が修正され、弾を込め耳を塞ぐ。。。


ってな事を妄想して楽しんでしまった。。。


何が悲しいって、撃つ人とか「ウテェ!」とか言う人じゃない。


弾を運ぶ人なのだ。








ルンルン気分でその他になにがあるのか散策して、ドコかに続く通路があったので進んでみた。








ココは全く崩壊していないし亀裂もない。

そしてゴミもない。


さらにはココに来て1時間以上いるのに近くの道を誰も通らない。。。

まぁ、誰かが通るとは思えない道なのだが。。。







通路を抜けると要塞の外に出た。


ココから入るのだろうか?それともこちら側が本当の入り口なのだろうか?

いまいちワカラン作りをした要塞跡だ。


ココの砲台跡はほんの一部に過ぎないので、全体を見渡す事が出来ればその作りにも納得が行くのかもしれない。



しかし、生い茂った木々がその全貌を隠し、もっと歩いて謎を解明して見せろと言っている様だった。



ただ残念なのは時間が無く、これ以上の散策が出来なかった。


数十箇所もあるといわれた由良要塞のうちのたった一つしか散策できなかった事がとても心残りだ。



次はいつ来ることが出来るだろうか?



難しいなぁ。。。