塩風呂具

オフロードバイクがメインです。

ガルルカップ アクションED 最終戦

忙しくてできないです!と断られた事のある「黄色F改」です。



ソレは数年前の出来事です。


何気に入ったラーメン屋で「ラーメンセット」を注文。



そこは8人ほど掛けられるカウンターのみの店。


しかし


「あぁ、いま忙しいからラーメンだけにして」


だって。


ラーメン(並)、から揚げ、ご飯。。。


そして客は僕含め3人ですよ。



店よりおっさんのキャパが狭い。。。





飛んだ油に火が引火すりゃいいのに。。。





この店の詳細はあまりに昔のことで覚えちゃいないが、ラーメンが出てくるまでが長かった。



いつまでも待たされる気がしてならなかった。。。




まだ姿はみえない。


トップが通過してからずいぶんと時間が経った。


さらに無情にも時間が過ぎてゆく。。。


トップとの差が開いていく。。。


なにかがあったのは確実なのだが、ココからではどうにもできない。







座ってはいるがソワソワして時計ばかりを見てしまう。

トップが通過して3分以上が経った。


残り3周から4周くらいだろうか?


その間にドコまで追い上げることができるんだろう。



難しいね。。。









見えてきた!


鯖吉殿が戻ってきて交代するときに


「ごめん、コケてもた」


いいんですよ!帰って来てくれただけで十分勝負できます!


戻って来てくんなきゃ話になんないもん。



さらに


「セル動かんから」


いやいや、ソレって重要ですやん!



だからといって丸太を迂回する訳にいかない。


タイムロスするくらいなら勝負に出ますよ!


でも慎重に丸太にトライしクリアできた。


おもっきり飛ばす!


今まで飛ばなかったテーブルを飛んで!


それは無理として、ペースを上げられるところはトコトンまで上げて走る。


ここで総合トップに抜かれてもいけない。


クラストップと思われる101番と僕の間に総合トップが入ってしまうと、そこでチェッカーが振られてしまい、1周少なくなってしまうかもしれない。



そんな悲しい事になって欲しくない。


バックマーカーにも捕まりたくない。


しかし所々で先行する周回遅れの姿が見え接近してゆく。


でも、モトクロコースになると接近しない。

接近戦でモトクロコースはもっと厳しい。

抜くことができない。。。



オープンクラスなんて至難の業。。。


でもセコイ所になると超接近。


でも抜けない。。。



無理やり突っ込みでゴメンナサイな抜き方をしてしまう。


あの竹やぶ下りで関心しない抜き方をしてしまう。


危ない思いをした方。ゴメンなさいです。








残り2周。


全く見えない。


いったいトップはドコを走ってるのか?


集計所で鯖吉殿が「イケイケ!」とあおり立てている。


もしや近くに101番がいるのだろうか?


鯖吉殿もかみと殿も途中経過を見て目標値が解っているはず。


どこかを鯖吉殿が指を指している。


その先にいるのか?



完全に目が三角モードになるのが自分でも解る。






しかし丸太は慎重に!



でも失敗。。。


エンジンは止まっていない。


もう一度丸太にアタックしクリア!


まだ見えないがその先にトップがいると信じてアクセルをひねる!


するとその先に見えたのは「コバ殿」だった。。。





今回はかいぢん殿とタッグを組んで出場しているのだが、今はとっても大切な時なので


「さっさと道を譲って!」


と心で訴えかけるように草ボ~ボ~のシングルでピッタリと後ろに付けた。


広いコースに出たらKTMパワーにTTRが着いて行けず離される。


しかし、その先の沼手前のいくつか続くコーナーでインを付いて進路を塞ぎつつ前に出る身内にしかしない当てちゃうぞ!な技で前に出る。


なんなら足も出す!


肩をつかむなんてこともする。


もちろん身内(塩)のみですのでご安心。


前がクリアになったところでアクセルをぶちまわす!


まだまだ見えぬ101番の姿。


どんだけ速いペースを維持して走ることができるねん!と心の中でつぶやく。



どんだけつぶやいても追いつくはず無く最終周に突入した。


鯖吉殿がまたもどこかを指差す。



意味がわからん!


とにかくペースを落とさないように走る。


腕が上がり握力もなくなってきたが、ココで諦めるわけに行かない。


丸太をこえ、テーブルトップを横に切って登るヒルの手前で失速しているのか、とてもゆっくり走っている青いバイクを抜く。



その一瞬我が目を疑った。



ゼッケンがはっきり読めなかったが、下一桁が「1」その前が「0」に見えた。


「01」番なんて無い。


「101番」か「201番」どちらも青いバイク。。。



でもトップならスピードが違いすぎる。



後ろを振り返るが全く付いてきていない。



見間違いだろうと先を急ぐ。



僕の前をオープンBのライダーが走ってる。


たぶんあのペースは抜くことができない。


もっといやらしいセクションがないと前に出ることはできないだろう。


あの竹やぶ下りでも、その前の登りで離されてしまう。


その下りを抜けると広いコースとなる。


ますます前に出ることなんてできない。


ヘヤピンを越えガレた下りからストレートでぶっ飛ばす。



後ろを振り向いても誰もいない。



もう前に出ることは諦めてペースを落として最後のピット前を通過し












無事にゴールしたが、エンストしてセル回らず。。。


最後の最後に押し。。。


カッコ悪。。。





そして











勝ちました!


そういや、ココで台の真ん中に立つ姿って初めてですね。


どうやらトップを走っていた101番 米国在住陶芸家 with NewTon の田島殿は丸太で失敗し負傷したようだった。


毎回丸太に挑んでいたが、全く知らんかったし気が付かんかった。


しかも2対1なのでイーブンではございません。







この表彰式の後にじゃんけん大会やくじ引きなどがあったのですが、シュウに限界がきてて鼻水出すわ泣き出すわでえらいこっちゃでした。


3ヵ月半には厳しい環境だったけど、楽しんでくれたのかな?


わからんか。。。


組んでくれた鯖吉殿のペースにも助けられたレースだった。


いろんな人に声を掛けてもらえたし、たくさんの方から声援もいただけた。


ほんとすいません。


ありがとうございます。



しかも抽選でウエアまで。



へへへ!





来年はどんなレースに出れるかな?



3月の淡路にいけるかな?


おっとその前に広島がありますね。



2月かぁ。。。



シュウがやばいなぁ。。。











2008年最後のレースで優勝できてよかったぁ。。。