CGC最終戦 池ノ平 当日

会社の自販機におしるこを入れてと頼んだら難色を示された「黄色Ｆ改」なんです。

「そない需要ないやろ？」

アホか！

あるわい！

みんな遠慮して買わんだけやで！

もうええわ！

隣の会社の自販機で買うことにするわ！ボケッ！

朝の４時に起床し宿を４時半に出た。

実は前日の夜１０時半に鯖吉殿と元かもしか殿が宿に車をとりに来たのです。

ハイエースで寝るために鯖ラックスと交換しに来たにもかかわらず

「素泊まりでけへんか聞いてみて」

と言って来た。

宿「青柳亭」の女将さんは嫌な顔ひとつせず快く引き受けてくれた。

そしてシュウは寝てくれない。

そんな睡眠不足全開な状態でレース当日を迎えて、スタートラインに全車が揃った。

１列ずつスタートしてゆく。

僕は最後尾から自分の持ち場へと向かった。

しかし、

渋滞してます。

てっきりヤチで渋滞してると思ったが、その先のガレ場で渋滞しているようだ。

無線でも次々と情報が入ってくる。

「どこぞで渋滞が発生しつつあるよ～」とか。

「どこぞ通過中。問題なし」とか。

ほっほぅ。

これは便利！

無線は便利ですね。

ツルンツルンの岩に少々戸惑いながら持ち場のワコーズヒルに到着。

で、早速尾根沿いを周回。

すでに赤ゼッケンが２周目に突入していて、いつ後ろから現れるかわからない。

後ろを気にしながらもコース状況を確認。

もちろんなんの問題も無い。

若干、水溜りが出来ているのと、３時間後には轍が成長しそうな予感がする箇所が幾つかあるくらい。

尾根から下りて来たら渋滞が発生していた。

電波が悪くて状況がわからなかったが、完全に停止しているわけではない。

いけるライダーは行っている。

でももう一本ルートを作りスムーズに流れるように木を切り草を刈ってコースをひろげた。

その後、コレと言ってなんの問題も発生していない。

平和なモンです。

でも無線では

「ＭＴＸＲヒルで約４０台の渋滞発生」や

「ダートフリークヒルで渋滞発生中！もう少し様子を見ます！」などなど。

至る所で事件が発生しているようだ。

尾根では何も起こっていない。

平和そのものです。

いいことなのだが。。。

通過するバイクがとても少ない。

無線ではＭＴＸＲにスタッフ増強要請が飛び交っていた。

どうやらダートフリークヒルもひどい轍が出来ているようだ。

相変わらず尾根は平和だ。

でも雨が降り、時間が経つにつれて泥が表面を覆い、タイヤにまとわり付く嫌な感じになりつつある。

失速さえしなければ問題は無いのだが、砂と粘土の混合地質はなかなか難しいコースになりつつあった。

そしてあっと言う間にレースが終わってしまい、最終マーシャルとして最後尾に付いて走る。

その途中で赤いＸＲが本当の最後だった事が判明し後を追った。

しかし、ダートフリークヒルには無数のライダーが残っている。

チェッカーが振られている時間は３０分。

その間に戻らなければゴールしたことにならない。

みなさん必死です。

深い轍に完全に埋まったバイクをみんなで引き出して、前に進もうと懸命だが、非情にもここでタイムアップとなってしまった。

もうどんなに急いでもチェッカーは振られていない。

少なからずとも十数台がタイムアウトになってしまったのだが、車まで戻るのも一苦労。

ＭＣジャパンが登れずに苦戦していたライダーに手を差し伸べた。

タイムアウトになってるから、もう手伝ってもいいはず！

数台を持ち上げたり押したりして、なんとかＭＣジャパンを越えてゴールしていった。

悔しいだろうなぁ。。。

３時間走りきったのに。。。

だからまた池ノ平に走りに来ちゃうのか？

僕はガレ場が苦手なので、次かぁ。。。

かんがえちゃうな。

あ、考えてる間に埋まっちゃうね。