CGC黒井沢
整体に行っていた「黄色F改」です。。。
さすがに体が。。。
ちなみにラーメン殿の所なのだ。
彼は整体師なのだよ。
いやぁ、体が軽いぞ!
さ、CGC黒井沢での出来事だ。
ちゅっかレースだ。
土曜日の晴天はどこえやら?
朝の6時ごろより恵みの雨が降り始め、スタート時間には相当な雨へと天候が悪化し、ゴーグルなんてしてられないほどにまでなってしまった。
しかも、なぜかエンジンの調子がよろしくない。
スタートラインに並ぶまでに何度もエンストを繰り返し、なんだかイヤな予感がしていた。
新品のラジエターをいかにして守るかどころの騒ぎではない。
スタートすらできないかも知れない。
ぜって~ピットスタートの方が早い!
みんながそう思っていた時に何気に思い出した。
「そういやチョークを引いたままだ!」
そりゃエンストしまんがな。。。
そして、レースがスタートしたのです。
雨足は全く衰えず、どんどん強くなるばかり。
ライダー夫妻&王子も応援に駆けつけてくれるし、ココは一発良いところを見せねばと鼻息荒くアクセルを開けて1cmでもいいから前に出ようと試みる。
ローリングとはいえ、先頭のマーシャルさえ抜かなければ、ライダー同士なら抜いてもOKと言うルールなのだ。
そして、1周目は「パンダの森」って言う、おっそろしく深い沼地をカットして2周目から進入しないと、大渋滞が発生するはず。
なので、余裕をぶっこいてイタのです。
しか~し。
パンダが牙を剥いてました。
大渋滞ですわ。。。
グッチュグチュに入り乱れたパンダの入り口にちょっとでも隙間があれば突っ込んで行って、少しずつ前に前にと進んでいく。
すでに全身泥まみれ。
たぶんカメラもダメだろう。。。
フィルムを付けているから、パンダを越えたら外せばいいや
なんて事を思いつつ、沼地をほとんど押して抜け出した。
このときに抜いた台数なんてわからない。
なんせ早いうちに脱出できたような気がする。
そして、キャンバーを越えて小さな谷に降りた所でスタック。。。
だれもいないし誰も来ないが、すぐ近くの沼でもがいてる音だけが聞こえてくる。
1台や2台の音ではない。
無数の音が山にコダマしている。
そして、僕の息遣いもメットの中でコダマしている。。。
パンダを越えてしばらく進んだところには、コレまたラインを外すと深い水溜り。
気をつけないとヤバイのに、一番深いところを走り抜けてしまった。
このときすでに腕が上がり、パンパンで辛くて辛くて。。。
その後のヤチで握力が無くなってきた。。。
トラブルでリタイヤしたい衝動に駆られてるときに
主催者側の粋な計らいのごとくガレの登りが続くのです。
笑いの止まらん店長殿達の顔が目に浮かぶ。。。
ギャラリーからの声援に怒鳴る様な「ウイイェ~イ!」と声を出すのが精一杯。
沼を越えたらすぐに登りに差し掛かるのだが、下見で「ど真ん中!」と決めていたラインに突撃したら、泥が思った以上に粘り、失速して転倒。
新品のラジエターの慣らしが終了してしまった。。。
安全な左のラインを使って(最初から使えば。。。)ココをクリアし、
小川を越えたところで集計所が見えてきた。
前には誰も走ってないし、後ろも誰も走ってない。
一体みんなはどこでもがいているのだろう。
前を走って行ったライダーはどこまで行ったのだろう?
集計を越えてV字の谷で失速しエンスト。。。
しかし、思った以上にグリップするところだった。
下見では、あ~でもない、こ~でもないと散々考えたラインだったが、どこからでも行けると言う事が判明し、不安材料がひとつ減ってくれた。
そして、またもパンダに
到着したのだ。
たぶん、この中には1周目のライダーも多数いるだろう。
そしてそこは前日の下見で想像した状況が現実のものとなっていた。
僕の行けるラインなんてありゃしねぇ。。。