塩風呂具

オフロードバイクがメインです。

トレールED

LOSTって言うアメリカドラマを見てて、腹が立って仕方ない「黄色F改」なのだよ!



飛行機事故で無人島に不時着し、生き残った人たちで助けが来る間にいろんなトラブルが起こるドラマなのだが、

最初は面白いなぁって思ってたけど、あまりにみんな自分勝手すぎるのと、

すぐに喧嘩するのと、

人の話を最後まで聞かないってのが、どうにも腹が立つ。

そして重要な事をさっさと言わない。

で、基本、トラブルはアメリカ人が起こす。

先入観、思い込み、ただそれだけで。


ドラマに怒っても仕方ないのだが。。。


なぜにそんな設定なのだろう。

もうちょい考えてもいいんじゃないの?

どれもコレも、あちらのドラマ映画はみんなそうなのだが。。。

くそっ!先が気になる。。。



さ、ここからは3月11日のトレールEDのお話。








小雪舞う中で開会式&ミーティングが執り行われた。

昨日の昼過ぎからの雨が夜には程よく降り始め、朝には雪に変わっていたのだ。

正直、ふざけんな!って思ってたのは僕だけのようで、

参加者の皆さんは「いいコンディション」なのだそうな。

コースレイアウトは、先週行われたJNCCのレイアウトとほぼ同じ。






こんな感じのコースなのです。

しかも雨で、路面はヌッタヌタ。

晴れてればなんてこと無いと思われるコースも、泥んこになれば非常に厳しい。

そして、皆さんの口から「今日来てるみんなは変態ばっかりや」などと囁かれていた。

善良なプ~太郎は僕だけなのだろうとか思いつつ、気になるグッズを見かけた。






ヒゲカジ殿の後付け段つきシート。

一瞬、目を疑った。

正直な感想が、「なんじゃこりゃ?」でした。

そのときのTPOに合わせて、装着できる優れものらしい。

しっかり目に焼きつけ、ふと目をやったその先に






ムッツリー殿のWRにも装着されてる。。。

後にも先にもこの2台のみ。


しかしだ!しかしだよそこのチミ!

こんなん見たら付けたくなるのが男の子じゃないのさ!


細部に渡るまでじっくり眺めて、僕の頭の中で図面が描きあがるのだ。


その事が頭から離れないうちに




スタート位置に並んだ。

時間は11時。ココから3時間のレースが今まさに始まろうとしている。

頭にはいつものメットカメラ。

コースは泥んこなので、レンズに泥が付いては一大事なので、後方から泥の飛んでこない車間を開けつつスタートの日章旗が降られるのを待ち、


横一列に並んだライダーが一斉にスタート!


みなが一斉にアクセルをぶちまわしてくれたおかげで、泥が弾丸のごとく飛んでくる。

なんとか、避けつつ大外を回って1コーナーを駆け抜け、

泥ポイントに差し掛かった時に。。。


ビチャビチャビチャビチャ!って泥が飛んできて、僕のゴーグルを汚した。


とってもカメラが気になる。


ソレでなくても、今回は一人ぼっちで来てて、撮影サポートがいないので、映像はとても大切な媒体なのだ。


しかし、そんな事を考える余裕がなくなり、必死で目の前の仕事をこなすだけで精一杯。


そしてタイヤはブロックが飛んで無くなったボロタイヤ。

全くグリップしませんよ。。。

ずっと蛇行したまま、登りをヨレヨレと進む。

ステアを超え、沼地横のエスケープを通過し、皆が奥のルートを進む中、下見のおかげで近道をして楽をする。






2段ヒルで、もしも渋滞したらって思って色んなラインを考えていたが、そんな心配も無く一番楽なラインで登ることができた。







次のヒルも大したこと無いので、一気に抜けるつもりが途中で失速。。。

ずっこい足こぎで登りつめ、すでに先が思いやられる。。。

この先のテージャス山の裏に入っても、雨のおかげでチュルチュル。

朝のミーティングで、推奨空気圧ゼロ!って聞いていたにも関わらず、リアは0.3キロ。

僕は体重があるからいいよね。って思ってたのが間違いだったのか?

ずっと、蛇行したまま。

ものすごいゆっくり走ってるのに。。。

でも、これ以上空気を抜いてもダメな気がして、そのまま走る事に。


最初の転倒は、テージャス山の裏のウッズの登り。


このときも前走者の巻き上げる泥からカメラを守ろうと途中でラインを変えたら、失速しコケちゃった。


そんな高度な技ができる訳ないのに、調子に乗ったのが間違いでした。。。


リスタート後、何とか先に進んで、頭の中で考えていた事は、あの後付けシートの事。


材料は何を使おうか?とか、今、考えなくていいことばかり。

挙句にはネタの事。


喉が渇いたので、キャメルバック(水筒みたいなのを背負ってるのさ)のホースを探したが見当たらない。


えぇ?どこやねん!と、体をまさぐり探し回っているうちにコケた。。。


ステアを越え、チュルッた下りを成すがままに下り、ピット横のヒルを勢いに任せて上りきったところで、


1周できた事を一人で喜び、2周目に突入!


最初の難関のテージャス山。

直登50mくらいの壁に心が折れてエスケープ。

そして、最初に泥をかぶった場所を通過。

で、なんてこと無い所でコケた。。。

その先に、沼地が見えるのだが、その沼でハマってモガいてるライダーを発見!

目を合わせると「たすけて~」ビームを発せられそうなので、見ないようにして通過。

なんと、その人はムッツリー殿だったらしい。

僕が通過するときにとっ捕まえて、ヘルプ要員にするつもりだったらしいが、ちょっと目を離したスキに僕が目を合わさないようにシレ~っと通りすぎてしまったのだ。

その泥にハマってる姿を見て「気の毒に。。。」とか思いながら通過したのです。。。


このコースは、スタートと集計が別の場所なので、1周目では全部回りきらずに集計される。

なので、2周目でちゃんとしたラップタイムが計測できるのです。

僕のラップは30分くらい。

なんも無ければ6周はできるタイム。


濡れていた路面も徐々に乾きつつあるので、もうちょっとペースが上がるかも。

って欲を出したら、コケた。


アカン!贅沢は敵や!って言い聞かせながらウダウダ走る。

3周目にテージャス山の直登にチャレンジ!


で、失敗。。。


勢いを付けて手前でちょっとジャンプしたら、失速してコケた。。。


4周目もチャレンジ。

ココでようやく登頂成功!

思わず「やった~!いけたぁ~!」って叫ぶ。


いやね、ほんとにうれしかったのよ。

判るかなぁこの気持ち。


そして、その後すぐにガスが切れた。。。

燃料コックを予備に回し(予備ってのがあるのさ)次のピットで給油する事に。

しかし、この時点で残り時間は40分。

ガスを給油し、コースに復帰し6周目に突入。

コースも乾いてハイスピードになってきているが、コレといってペースが上がるわけでもなく、のんびり走る。


カメラ片手に僕を撮ってるとおぼしきギャラリーの前だけペースアップ!

あとはのんびり。


残り15分で7周目に突入。

3時間+30分あるので、もう1周できる。

とりあえず、最後の周くらいガンバってみたら、やっぱりコケた。。。

しかも、3回も。。。


ステア登りきってコケて、下りの途中で木にハンドルが当たってコケて、直線で調子に乗ってスピードの出しすぎで曲がりきれずコケた。。。

ぬかるんだ時とかわらんペースで30分もかかってようやくゴール。。。







綺麗に晴れ渡った青空って事に、レースが終わってから気が付いた。


しかし、テージャスは広いわ。

でも、面白い。


次はサバ広かな?

あっ、その前に勝光山か。。。

財布と相談やな。


で、結果。

18位/43台

トップが9周で、僕が7周やから60%に入ってるやん!

キャッホ~!





で、メットカメラ。

バケツを用意して見てね。