十日えびす
なんと年始早々、関空朝7時発の飛行機に乗り遅れてしまった「黄色F改」なのですよ。
やってしまいました。
かなり焦りましたよ。
いやぁ、夢でよかった。
1月9日のはなし。
オラが街にも十日えびすがございます。
商売繁盛で笹持ってこい!コンチクショーってやつです。
コレが我が家は商売どころか、仕事すらしていない状況なので、ココに来てどうなるの?とか思いつつ、どうにも活気の無い神社内へ潜入することに。
ハーモニカを演奏されてます。めっちゃうまいのですが、曲がどうにも古すぎてわからんのです。
見事なほどに誰もいません。
時間が中途半端なのかもしれないが、客よりもスタッフのほうが多いんじゃないのだろうか?
赤字でも出してんじゃないの?
な~んて事を思っていても
甘酒が目当てな僕にはそんなことどうでもいいのです。
しかも無料ですわ。
しかし、志をカンパしてね!って見せ付けるように、賽銭が置いてあるので10円を寄付して5杯は頂く勢いで飲み干す。
でもね、どうにもおいしくないんです。
最初からしょうがを投入してあるみたいで、色も悪いし渋味がでてて、正味の話、マズイ。
小さい頃からの伝統の味を、前の会社に入社以来に味わったのに。。。
7年ぶり?8年か?ぶりだったのだが、その間に僕の味覚が変わったのだろうか?
しかし、明らかにほのかな甘みではない味と、しょうがの酸化した味がなんともマズイのですよ。
そんな十日えびすに魅力なし。
バカにすなよ!と憤慨しつつ「失敬だ失敬だ!」と連発こいて
この辺りをチェゲラは忘れずに
家に帰ってきた。
しかし、僕へのホットラインがどこからとも無くコールしてきた。
「あ、どうも、黄色さんですか?」
「えぇ、そうですが、どうかしましたか?」
「いや、先ほどはどうも」
「さきほど?」
「ええ、あの、実は・・・すね・・さきほ・の・・・」
「あの~電波の状況が悪いので、聞き取れないのですが・・・」
「わっ、た、たす・・ちょっ・・・」
プ~プ~。。。
もう、この連絡で、僕はいても経ってもいられず家を飛び出し、
チャイナ製の折りたたみ轟天号(チャリンコ)をけり続けた。
その間にも大変なことになっているかもしれない。
そして、
救出成功!
またきちゃった。
なんやかんや言いながら、やっぱ甘酒は忘れられない味なのです。
そして、その帰り道。
ワンカップキャンドルが一面に敷き詰められていたりして。。。一面でもないか。。。
とりあえず、ものすごい数なのだ。飲みすぎですよ。
そして、そんな人のいない確実赤字な十日えびすの夜が今年も更けていくのであった。